TATERU連日のストップ安

本日もTATERUの株はストップ安で取引は成立しませんでした。
TATERUは特別調査委員会の設置を発表し、他に預金残高データを改ざんした事例はないか、あった場合は、背景事情、経緯、企業風土等も調査するとの発表を行い、早々に手を打ちました。
自社の調査では隠ぺいを疑われるので第三者による調査をすることで信用を得ようとしたわけです。
しかし、株の暴落は止まりませんでした。
多くの投資家は、不動産投資物件を販売する会社に不信感を持っているからでしょう。
業績が好調なのは、個人投資家をカモにしているからだ、そうどこかではわかっているのです。
デザインアパートなどと謳い外見は良くても、性能的には木造の安普請、建築費を抑えて建てています。安い原価で大きな利益をのせて個人投資家に売り付ける、スマートデイズとほぼ同じやり方です。
個人投資は実際の価値よりも高値で購入したことになります。
高額な物件を自己資金比率低めで購入するとどうなるでしょうか?家賃が下落し、金利が上昇するとすぐに経営が悪化し、いずれは経営破たんに追い込まれます。
家賃収入からローンが返済できなくなると、給与収入から持ち出しでローンを返済しなくてはなりません。
返済が生活を圧迫し、多くの個人投資家は物件を売却しなければならなくなるでしょう。
残念ながらローン残債以上で売れるケースは稀です。
任意売却をせざるを得ず、売却してもローンは残り、無担保債権とはなりますが、ローンを返済し続けることになります。
ローン返済ができなければ自己破産するしかありません。
このような大きなリスクがあるのにもかかわらず、多くの個人投資家は何故か無理をして借金をしてまで木造の安普請なアパートを買ってしまうのです。セールストークも十分に磨かれているのだとは思いますが、自己資金少なめでも融資が付き、簡単に買えてしまうことが魅力なのだと思います。
不動産投資物件の販売は、融資しだいなのです。融資さえ付けることができれば売れるのです。だからこそ預金残高の改ざんまでして融資をつけようとしたのでしょう。
TATERUは自社でアパートを建てようとしてくれた個人投資家を裏切っただけでなく、多くの株主まで裏切った形になりました。銀行の信頼も無くし、株主からの信頼も無くし、間接金融、直接金融どちらからも資金調達が難しくなることでしょう。まさに会社の存亡危機にまで陥ってしまいました。
こういう状況になった背景には販売至上主義という背景があるのだと思いますが、実際はどうだったのか調査委員会の結果を待ちたいと思います。
さらに、TATERUだけではなく、東証マザーズ上場のGATECHNOLOGIES (3491)も大きく値を下げています。この会社も宅建業免許を持った会社なのですが、TATERUが大株主なのです。この会社自体は特に問題はなくても大株主がここまで危機に陥ると影響は大きく、今後の経営が不安です。
この会社の今後も注目してみていきたいと思います。

関連記事

  1. パナソニックが茨木工場を大和ハウスに売却か!?

  2. 住宅ローンを変動金利で借りる人が知っておくべきこと

  3. カーポート・物置に固定資産税は課税されるのか?

  4. 不動産投資信託(REIT)の一覧 2015年3月19日時点

  5. TATERUの預金残高偽造について思うこと

  6. 災害リスクのある土地は選ばない

相談予約状況

2018年12月
           
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
         
2018年11月

カテゴリー